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おかげさまで第3回! 「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」表彰式レポート! 栄冠は誰の手に!?<1/2>

2019年3月16日(土)、秋葉原のソフマップAKIBA④号店 アミューズメント館 8Fにて、「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」の表彰式が開催されました。

※「マクロスモデラーズ」とは
「共闘再び」を合言葉に2015年に立ち上がったアニメ『マクロス』シリーズのプラモデルブランド。
(参画メーカー:アオシマ文化教材社、ウェーブ、ハセガワ、BANDAI SPIRITS、マックスファクトリー[2019年3月現在])

当日は、おなじみ「マクロスモデラーズ」各社の審査員をはじめ、特別審査員でもあり、『マクロスΔ』ワルキューレ マキナ・中島役の西田望見さん、そして、河森正治監督も登壇。

 

 

司会進行はこれもおなじみビックウエストの畠中氏が務め、14歳以下の方のみエントリーできる「ジュニア優秀賞」から「最優秀賞」までの13部門の受賞者の発表と表彰状などの副賞の授与が行われました。

 

 

『応募作品を拝見して新しい発見をさせていただいて心が豊かになりました』と西田さん。

 

 

『3回目にして初めて自社商品で参加いただけるということで楽しみにしてきました』という、アオシマ文化教材社のプラウラー金田氏をはじめ、ウェーブのロンドン高沢氏、ハセガワの超絶RCカーおじさんこと桝本氏、BANDAI SPIRITS ホビー事業部の内田氏、マックスファクトリーの超絶技巧モデラーの竹下氏といった、マクロスモデラーズのメーカーのみなさん。

 

 

今年デビュー40周年を迎える河森監督も登場!
『表現の仕方のバリエーションが増えてきているなと感じています』とのこと。

 

 

河森監督のデビュー40周年を記念して、2019年5月31日(金)~2019年6月23日(日)に東京ドームシティ・ギャラリーアーモで開催される「河森正治EXPO」。いままで開催されてきた原画展とは異なり、メカデザイン以外の企画や監督業といった監督の40年間の仕事全部を網羅しているとのこと。

 

 

企画やキャラクターやストーリーをメモした手描きのノートなどが発掘されていて、バルキリーのアイディアとクラッシャージョウのことが一緒に描かれていたりするのでどのように展示するのか検討中だというので非常に楽しみですね。

◆審査員特別賞~ジュニア優秀賞

それでは、各賞の発表の様子を、受賞者ならびに審査員の方々のコメントとともに、順を追ってご紹介していきましょう。

 

 

受賞者の皆さんにはそれぞれ、副賞として、表彰状のほかに、各賞ネーム入りオリジナルの「マクロスモデラーズエプロン」、モデラーズ各社からご提供いただきました「マクロスモデラーズ商品」が贈られ、さらに、今年6月2日(日)に幕張メッセで開催される「MACROSS CROSSPVER LIVE 2019」の2日目にご招待させていただきます!

さて、まず最初は……「審査員特別賞」!
こちらはワルキューレの4人で応募されたLidths Jayさんに!

受賞作品はこちら!

▼審査員特別賞 Lidths Jayさん


 

Lidths Jayさんからは
『1回目はフレイアでやったのですが選ばれなかったので、今回は4人で再挑戦しました。選んでいただいてありがとうございました』
という受賞コメントをいただきました。あれ?フレイヤはいないの?と思われた方。そういう理由があったわけです。

 

 

賞状を贈ったBANDAI SPIRITS ホビー事業部の内田氏はこの作品に対して、『Figure-rise Bustを使っていただいているんですが、上半身しかない商品から衣装や下半身を作っていただいた情熱と素材にもこだわったということで選ばせていただきました。皆さん見るときは少しローアングルから見ていただけると良さも分かるんじゃないかと思います(笑)』
とコメントして会場の笑いを誘っていましたが、ぜひ実物を間近でご覧いただきたい作品です。西田さんも肌の質感が凄いんですと感心していました。

 

 

そして、審査員特別賞はもう1人! 2人目は……
mummy(まみー)さんによる信長バルキリー!

▼審査員特別賞 mummy(まみー)さん


 

mummy(まみー)さんはあがり症とのことでメモを持参してそれを読むという形で受賞コメントを披露されました。
『1回目、2回目と審査員特別賞をいただき、ありがたいことにエプロンが2枚あります。3回目にして念願の色つきのエプロンをいただいて感無量です。前の2作品も大好きなサブメカの旧キットを使って参加し、今回もメジャーではないシリーズの旧キットを使いました。宣伝にならない旧キットばかり使っていて審査していただけるのか心配でしたが、大丈夫なようなのでこれからも外角ギリギリを狙っていきたいと思います』
と、あがり症と言いつつ、しっかり会場を湧かせてくださいました。

 

 

審査員を代表してのマックスファクトリーの竹下氏からは、
『まずコレ、レアキットを使っているんですよね。もちろん、それだけじゃなくて、配色や立体的な全体の構成の巧さでも目を惹きました。背景の掛け軸は台所用品のボウルを使っていて、しっかりした作りになっているのもお見事でした』

 

 

西田さんから、掛け軸に描かれている墨の飛び散った表現について聞かれると、『やけくそ気味にやりました』とのこと。その思い切りが見事にはまった出来映えで、その手法にも西田さんや会場を驚かせていました。

「審査員特別賞」は以上のおふたりでした。

続いては、「ジュニア優秀賞」!
明日を担う人材育成のために設けられている枠でもあります。

この「ジュニア優秀賞」には、VFガールで応募されたNAOさんに決まりました!

▼ジュニア優秀賞 NAOさん


 

残念ながらNAOさんは欠席とのことでしたが受賞のお言葉をお手紙でいただきました。
以下、その抜粋になります。

『前回のコンテストでは、私の作品を番組で紹介してもらったり、最終選考まで残ったりしましたが、受賞できなくて、悔しくて、今回も応募しようか迷っていました。
そんなとき、猫っぽくて、とっても可愛いキットが出てるのを知って、すごく作りたくなって、お父さんにキットを譲ってもらって応募することにしました。
VFガールは、初めて継ぎ目を消したり、マスキングしたり、チークを入れたりしました。
作るたびに、だんだん可愛くなっていくのが本当に楽しかったです。』

 

 

代わりにメッセージを読んで下さった西田さんも14歳以下とは思えない作品と驚いていましたが、畠中氏からは『JUNNAさんも14歳デビューですよ』と指摘があり、ちょっと納得? 畠中氏は、『こういう人にマクロス60周年とかを支えていただきたいですね』とも。西田さんも『今がコレだから、将来が楽しみ』と若きモデラーに期待を寄せていました。

NAOさんは、『「カイロス」の色を「VFガール」に合わせて塗っているほか、初挑戦のデカール貼りも楽しくできた』とのこと。『また「作りたいな」と思えるキットが出たら、応募したい』そうなので、これからもよろしくお願いします。

◆「アオシマ文化教材社賞」~「マックスファクトリー賞」

続いて、マクロスモデラーズに参画している各社賞へと進んでいきます。

先陣は50音順ということでアオシマ文化教材社さんから。

プラウラー金田氏から発表された「アオシマ文化教材社賞」は
しげくん☆さんのVFガール!

▼アオシマ文化教材社賞 しげくん☆さん


 

昨年発売されたVFガールで見事受賞です。

 

 

副賞のマクロスモデラーズエプロンは各社のロゴが銀でプリントされている特別仕様!

しげくん☆さんは『第1回の時に鈴木みのり賞をいただいていたのですが、今回VFガールを作らせていただきました。こだわったところは、デュランダルのエンジンを付けているところです。バンダイの1/100のエンジン部分だけを切り取って貼り付けましたが、ものの見事に綺麗に収まって、これはやったなと思いました』とのこと。
そう、何気なく見ると、そういうキットだと思ってしまうほどぴったりはまっているんです。

 

 

金田氏からは『今回はありがたいことにVFガールの応募が多数あって、たくさんの作品を見ることができてとてもうれしかったです。いただいた作品はどれも甲乙付けがたかったのですが、先ほど話されていた翼の改造ポイントを含めたトータルで選ばせていただきました。今後、メサイアも控えているので、さらによろしくお願いいたします』と、ちゃっかり宣伝をするのでした(笑)。

続く「ウェーブ賞」は、ロンドン高沢氏からの発表。
選ばれたのは、モンスターを中心にデストロイドとリガードが市街戦を繰り広げているジオラマ、ひかるMAXさんの作品。

▼ウェーブ賞 ひかるMAXさん


 

『前の審査の時にウェーブさんからデストロイドが見たいという話があって、期待されているものとは違うと思うんですが(笑)、このような形になりました。最初はモンスター単体のつもりだったんですが、何か足そうとやっているうちにあれよあれよとこのような形になりました。その最中にウェーブさんから「VF-4」が発売されたので一緒にやってしまえばいいんじゃないかと加えました。反応弾はDX版が間に合っていないのでハセガワ製です。細かいところを作っているので、ぜひ生で見てほしいと思います』とひかるMAXさん。

 

 

全体の迫力もさることながら、足下の車輌もマクロス世界風のものになっているなど、本当に細部まで見どころ満載なんです。

 

 

高沢氏も『ジオラマってどうしても平面的になりがちなんですけど、高低差もあって、どの方向から見ても迫力の戦闘シーンになっているところがとても良いなと思います。ついつい目線を地面の高さに合わせてみたくなるような作品でした』とおっしゃっていました。

そして、次なる「ハセガワ賞」を受賞されたのは、整備中のVF-1Sを1/48で作ったユージさん!

▼ハセガワ賞 ユージさん


 

ユージさんからは『コンテストには3回とも参加させていただいていたんですけど、今回ようやく賞をいただくことができました。私は49歳なんですけど、VF-1のデザインに放送開始前から惚れ込んで、最初「7」はちょっと見てなかったんですけど(笑)、あとでちゃんと見て今ではシリーズ全部大好きです。なので、ようやくここに来ることができて本当に嬉しいです。ここまではまった作品は他にないので、こんな素敵な世界観の作品を作っていただいてありがとうございます。あと、ハセガワさんにはぜひF-14 トムキャットみたいなやりすぎのキットをマクロスで作って下さい(笑)』と、シリーズファンならではの熱い想いが語られました。

ユージさんはJUNNA賞があるかなと下にJUNNAさんのTシャツを着るというネタを仕込んでいたとのことですが、まさかのハセガワ賞!

 

 

桝本氏からは『実物を見るまでは、別の作品がハセガワ賞だったかもしれませんでした。主翼の分割や可変翼のスケルトン構造や、フラップの状態、スピードブレーキの状態そういったものを見させていただいて、凄く感動しました。私自身フラップフェチなところがあり、お話にあったF-14も私がてがけたもので、思い入れもあり選ばせていただきました』と、作品がフラップフェチ心に刺さったことを語って下さいました。

桝本氏からは、ご要望は作品をそのままキット化すればいいんじゃないかというお言葉も(笑)。

続いては「BANDAI SPIRITS賞」の発表です。

こちらはワルキューレ仕様のドラケンⅢをなんと5機も作成したとろわさんに決まりました!

▼BANDAI SPIRITS賞 とろわさん


 

とろわさんは『実は当初は別のネタを作っていましたが、作っている最中にワルキューレライブがあって、オープニングのところでボーグが「おのれワルキューレ!」と叫んでいるのを聞いているうちに、気がついたらマキナ・カラーのドラケンを作っていました。1回作ってみたらツボにはまってしまい、あれよあれよという間にメンバー全員分完成していました。可愛さと格好良さを表現できればいいと思ったんですけど、細かいマーキングに小ネタを入れているので、実物を見るときはそういう所も見ていただければと思います』とのこと。

とろわさんは、『よく「大変だね」って言ってくださる方がいるんですが、気がついたら完成していたという感じです』という、驚きのコメントも披露してくださいました。

 

 

BANDAI SPIRITSの内田氏からは『可変キットを5機揃えてくださっていて、実際に見たときスゴいボリュームで、しかも、これを全部メタリック塗装で、中のミサイルも全部塗ってあったり、ちゃんとリルドラケンも付いているというところに感動しました』と絶賛。オリジナルのカラーリングセンスも素晴らしいですよね。

 

 

さて、次は各社賞の最後になります。「マックスファクトリー賞」の発表です。

受賞者は、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』でのフレイアのデビューライブのシーンを作った永井さん!

▼マックスファクトリー賞 永井さん


 

永井さんからは『去年と同じく自分の欲しいなと思った物を作って組み合わせているので、結果的にマックスファクトリーさんの成分は少ないかな……と(会場笑)。私は皆さんのように格好良いバルキリーは作れないので、その分フィギュア方面に力を入れて物を作っているのでそこを褒めていただけたのならうれしいです』とコメント。

 

 

さらに『去年の第2回に「飛べば飛べる!」の精神で参加してみたところ、ネット上でプラモ仲間が出来て、そういう方々にアイディアをいただいたりもしました。そうでなければこういう風にはできなかったんじゃないかと思います。なので、ありがたいなと。それかと、そういうきっかけを作って下さったコンテストに感謝しています』と、コンテストに参加したことでの喜びも語って下さいました。

竹下氏からは『minimum factoryという商品を作るにあたって、1/72などのスケールの違うアイテムと組み合わせるというのはどんどん推奨していきたいなと思っていました。そういうことで作品の幅も増えるだろうし、それが見事にマッチしたというのと、あと、先ほどのmummy(まみー)さんもそうなんですけど、全体の構成の巧さ、すごい広がりがある空間をあの中にまとめきっているというのは凄いなと思いました』と、作品を評価されていました。作り手のこれまで語られてなかったコメントを作品が思い出させてくれたというところでしょうか。

各社賞は以上となります。続きましては、今年ならではの応募枠、そして、3名の特別審査員の選んだ賞の発表へと移っていきます。

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■「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」受賞作品、候補作品一般展示

展示期間:2019年4月2日(火)~2019年5月上旬
展示場所:ソフマップAKIBA①号店サブカルモバイル館 3階

■ライブ配信番組「マクロスモデラーズ」
放送日時:隔週金曜日22:00〜
視聴方法:
PC 及びAndroid 端末、iPhone、iPad用アプリで視聴可能
番組URL:https://www.showroom-live.com/modelers
<レギュラー出演者>
『マクロスΔ』マキナ・中島役 西田 望見
ビックウエスト 畠中 雄一