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おかげさまで第3回! 「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」表彰式レポート! 栄冠は誰の手に!?<2/2>

おかげさまで第3回! 「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」表彰式レポート! 栄冠は誰の手に!?<1/2>

◆「マクロスF 10周年記念賞」~「河森正治賞」の発表!

TVシリーズの放送から今年は『マクロスF』10周年!
これをを記念した「マクロスF 10周年記念賞」は……アーマードとトルネードの両方を装備したVF-25 メサイアで参加したNikkeさんです!

▼マクロスF 10周年記念賞 Nikkeさん

ただのアーマードではなく、トルネード装備もくっつけてしまったという力作!

Nikkeさんは『「マクロスF」は僕がプラモデルに復帰するきっかけになった作品。当時はパチ組しかできなかたのですが、今ならもっとスゴイのが作れるんじゃないかと思って始めました。ですが、マイクロミサイルがえげつない数あって(笑)……。仕事から帰って眠りながらやってたせいではみ出したのを修正するなど苦労しましたが、なんとか形にすることが出来ました。本当は劇場版に出てきたYF-29を作りたかったんですけど、1/72のキットが出てないので(笑)、「F」がアーマードパックで三段変形する初めての作品でもあったので、アーマードパックって格好いいよと言うのをアピールしたくてこういう作品になりました』と、巧みにBANDAI SPIRITS内田氏を牽制しつつ(笑)、作品への思いを語って下さいました。

表彰は「マクロスF」のプロデューサーであるビックウエストの平井伸一氏より授与! 平井氏はこれからもアーマード作り続けて下さいとも(笑)。

平井氏からは『第1話から活躍していたオズマお兄ちゃんのアーマードメサイアにトルネードを融合させたという発想がまず素晴らしいと思いましたし、今まさにミサイルを全弾発射するというマッチョ感、男子かくあるべしという、そして、宇宙のアステロイドベルトを再現した背景の宇宙感など素晴らしい造型だと思いました』と、TVシリーズ第1話から劇場版までの最初と最後を飾った装備のコラボレーションであることを思い出させてくれるコメントを寄せて下さいました。1/72のYF-29があれば完璧だった?(笑)

続いては特別審査員賞へ。まずは、マクロスビジュアルアーティストである天神英貴氏が選んだ「天神英貴賞」から。

受賞されたのは、「マクロスゼロ」のSV-51を迫力の空とともに再現された、まあちゃん@さん!

▼天神英貴賞 まあちゃん@さん

まあちゃん@さんからは『小学校2年生の時にマクロスが放送されてVF-1 バルキリーの格好良さに魅了されてもう37年。まわりは機動戦士な作品のプラモデルを作っている中、僕はひたすらマクロスのプラモデルばかり作ってきました。それがこういう形で報われて本当にうれしく思います。』とコメント。

そして、『まさか、この歳になってもマクロスの新しいキットで遊べるとは思わなかったので、それもこれもハセガワさんはじめ各メーカーさんから商品を出していただいたりとか、マクロスモデラーズとかで、マクロスを盛り上げていただいたみなさんのおかげだと思います。これからもマクロスのプラモを作り続けたいと思いますので、みなさん一緒にプラモ作り頑張りましょう』と、受賞者や会場にいらっしゃっていたマクロスファンの方々と気持ちを新たにされていました。

当日は不在だった天神氏の代理を務めた桝本氏からは、
『天神さんが選ばれた賞について私がコメントするのも変な話ですが(笑)、パッケージから飛び出してきたような出来映えですよね。今後SV-51の限定版を発売することがあったらこういう風に描いてもらおうかなと。天神さん聞いていたらよろしくお願いします』とのこと。天神氏、この記事を見ていたら……見ていなくても伝わるかな? よろしくお願いします!

次は、畠中賞……ではなくて、マクロスモデラーズの女神(畠中氏談)「西田望見賞」の発表です!

マキナ推しという設定のVFガールを作ったゼロ@アナハイムモデリングスさんが「西田望見賞」に決定!

▼西田望見賞 ゼロ@アナハイムモデリングスさん

ゼロ@アナハイムモデリングスさんからは、
『今回はVF-31だけマキナ・カラーにする予定だったんですが、アオシマさんから「マクロス35thアニバーサリー」が発売されたので、このポニーテールを2つ使えばツインテールが再現できるじゃないかということで改造をし始めて、そこに今度はVFガールのカイロスが発売されて、普通のより大きいところがあったんで(笑)それを使ってマキナ風にするという形になりました。今後も新しいキットが出てくると思うので、いちユーザーとして楽しんでいきたいと思います』と、VFガールのラインナップを全て活用した作品であることを披露。

西田さんからは『既製品でマキナ版が発売されたらこんな感じになるんじゃないかな。純粋にこの子が欲しいな、組んでみたいな、そして何よりも可愛いということで、胸をキューンとさせていただきましたので選ばせていただきました』と、この作品に心を奪われた様子を語っていただきました。

ちなみに……『できたらJUNNA賞が良かったんですが』というお茶目なゼロさんに、西田さんと畠中さんが「ちょっとー!?」と突っ込む一幕も(笑)。

続いては、御大「河森正治賞」の発表!

河森監督のお眼鏡にかなったのは……永井さん! マックスファクトリー賞とのダブル受賞となりました。

▼河森正治賞 永井さん

永井は『先ほど言いたいことは言ってしまったのですが……(会場笑)。今回、まさか受賞できるとは思っていなかったのに、あれよあれよという間に……もう一回呼ばれて壇上に上がって、もう死んでしまいそうです(笑)。去年と同じくちゃんと作って応募してみて良かったです。また来年も機会があるなら頑張ってみたいと思います』と、望外の喜びに接し、次への覚悟を語ってくださいました。

河森監督からは、
『今回、本当に甲乙付けがたい作品が並ぶ中で、マクロスという作品が持つ、可変戦闘機あり、歌姫あり、ライブあり、というその全ての要素がこの空間の中に表現されていました。キャラクターのポーズもダイナミックで、躍動感があって、遠近感とか広がり感……空間に躍動感がある。この躍動感というのは、マクロスシリーズを作る時に一番表現したいエッセンスでもあるので、そこが上手く捉えられているところが高評価でした。おめでとうございます。』と、作品を作り続けてきたクリエイターならではの視点での賛辞が贈られました。

◆「最優秀賞」の発表!

そして……いよいよ「最優秀賞」の発表です。

西田さんから発表された「最優秀賞」は……美しい夕日を臨む裸喰娘々の上を2機のジークフリードが飛ぶというジオラマを製作されたニャン氏さん!

▼最優秀賞 ニャン氏さん

なんと、ニャン氏さんは前回に引き続き2度目の受賞となります!
ニャン氏さんには、金押しのロゴが入ったエプロンが贈られました!

『こんな大きい賞に2度も最優秀賞に選んでいただき、心から嬉しく思います。製作期間は大体1年で、まだ次があるかどうか分からない頃から作り始めていました。ですが、時間がたっぷりあったので最初は飛行機だけだったんですけど、海を作って、船を足して……よし、裸喰娘々に挑戦してみようと思いました』と、このような作品構成に至った経緯を披露。

さらに『裸喰娘々は細かいところが分からなかったんですけど、Twitterでマクロスモデラーズのみなさんに聞いてみたら5秒くらいでいろんな資料が飛んできて、みんなすごいなと思いながら、本当に助かりました。おかげさまで楽しく製作させていただきました』と、マクロスモデラーズのコミュニティが作品完成の後押しをしてくれていることを語って下さいました。永井さんもそうでしたが、こうしたマクロスモデラーの横のつながりも素晴らしいですね。

河森監督からは
『この作品は本当に実物を見ていただくのが一番だと思うんですけど、非常にクオリティが高い。表面の質感も見事だし、裸喰娘々にいる人たちの情景も非常に豊かに表現されているし、この裸喰娘々、ラグナ星に行ったら絶対土産物屋で売ってますよね(笑)。そんな自分も欲しくなるような仕上がりです。そんなドラマが伝わってくるような作品なので、選ばせていただきました』と、コメントをいただきました。
本当に非常に丁寧で細部にまでこだわって作られた作品なのが、実物を見ていただけると分かると思います。

河森監督も絶賛の裸喰娘々がこちら。ジークフリード自体も非常に丁寧に作られているのですが、こちらも素晴らしいのです。

というわけで全ての作品の発表が終わりました。素晴らしい作品ばかりでしたが、みなさんはどんなご感想をお持ちになりましたか?
最後に、皆さんからコメントをいただきました。

<アオシマ文化教材社・金田氏>
『ここに無い作品も含めて皆さん良い作品ばかりで、どの作品も凄くアイディアがあって甲乙付けがたいという感じで、コンテストを楽しませていただきました。今年も弊社頑張りますので、みなさんに買い支えていただいて(笑)、多々買いしていただければまたコンテストもできると思いますので、お互いに楽しんで頑張っていきましょう』

<ウェーブ・高沢氏>
『回を追う毎に作品のクオリティや熱量が上がってきているので、また次回があればもっと素晴らしい作品に出会えるんじゃないかなと思っています。よろしくお願いします。』

<BANDAI SPIRITS ホビー事業部・内田氏>
『コンテストって見ている方も作りたくなってくるんですよね。今回も審査員みんなが作りたくなったと言っていました。作品を作られた方はもちろん、作品をご覧になって刺激を受けていただければと思います。』

<ハセガワ・桝本氏>
『現在、ハセガワが一番マクロスの商品を出しているんじゃないかと自負しておりますが(笑)。それもあってコンテストの中でハセガワの商品を使っていただいていることが非常に多いと思っています。それだけに毎回頭を悩ませていますし、これからも悩ませていただくことになると思うのですが、RCカーばかりで、四半世紀まったくプラモデルを作っていない私でさえも何か作ってみようという意欲が湧いてきました。また次回があることを期待しています』

<マックスファクトリー・竹下氏>
『今回、拝見させていただいていて、メカとキャラが混在するのってマクロスならではだなと思いました。弊社は両方出しているので、まあ買ってね(笑)というのと、これだけ見ていると作りたくなるんですよね……これ、次回は我々も作っちゃって良いんじゃないでしょうか?(笑)』

<マキナ・中島役 西田望見さん>
『今回作品を見させていただいていたわけですが、表彰式では作られた方に直接お会い出来て、この方がこんな作品を!?というような意外な驚きもあって、表彰式自体が新鮮で、刺激をいただきました。みなさんのマクロスへの愛が、私のライブへの活力にもなっていくなと思いました。受賞された方はぜひライブも観に来て下さいね』

<河森正治監督>
『3回目と言うことで、どんどんレベルアップして、皆さんの技術と愛が詰まった作品群に囲まれて、とても作り手としては幸せな気持ちです。本当に、いろいろなアイディアがあり、表現があって、刺激を受けるんですね。作品を見ていると、さっきもひとつネタを思いついてしまって、「こういう新作できるんだけどな」なんて思ってしまいました。今度開催される「河森正治EXPO」でも、ここに参加されているメーカーさんから40周年記念バージョンの商品が予定されていますので、お楽しみに! 「MACROSS CROSSOVER LIVE 2019」もありますし、また来年もコンテストが開催されることを願っています』

以上で、表彰式は閉幕となりました。今後ともマクロスモデラーズを応援よろしくお願い致します。

竹下氏の発言には、畠中氏も賛同。次回はメーカー各社に加えて、西田さんもコンテストに参加する!? 今後の動きに注目!

なお、結果発表はこちらでも紹介しています。

また、受賞された方々の作品は下記にて秋葉原のソフマップ店舗にて展示中ですので、ぜひ、実物をご覧になってください。受賞者の皆さんや、審査員の皆さんも話しておられましたように、写真だけではどうしても伝わらない製作者の方々の思いや技巧の数々を感じ取ることができるはずです。

それではコンテスト第4回があることを願って!

受賞者の皆さまおめでとうございます!

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■「マクロスモデラーズ3周年記念第3回プラモデルコンテスト」受賞作品、候補作品一般展示

展示期間:2019年4月2日(火)~2019年5月上旬
展示場所:ソフマップAKIBA①号店サブカルモバイル館 3階

■ライブ配信番組「マクロスモデラーズ」
放送日時:隔週金曜日22:00〜
視聴方法:
PC 及びAndroid 端末、iPhone、iPad用アプリで視聴可能
番組URL:https://www.showroom-live.com/modelers
<レギュラー出演者>
『マクロスΔ』マキナ・中島役 西田 望見
ビックウエスト 畠中 雄一


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